問い合わせフォームの完了率14%をどう上げるか──4項目化とCTA分離の設計を公開します

問い合わせフォームの完了率14%をどう上げるか──4項目化とCTA分離の設計を公開します

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この記事でお伝えしたいこと

この記事は、当社のお問い合わせページで実際に起きている「フォームを開いたのに送信されない」という課題と、それに対する改善設計を公開するものです。同じ悩みを抱える医療機関やシステム担当の方が、自社のフォームを見直す際の参考にしていただくことを目的としています。

  • 読んでほしい方:問い合わせが増えないWebページの担当者、医療機関の広報・情報システム担当の方
  • お伝えすること:入力項目を4つに絞る判断基準と、CTAを2つに分ける理由
  • 持ち帰っていただけること:完了率を計測・比較するための具体的なイベント設計

結論から述べると、当社は「聞きたいこと」ではなく「送信してもらうために最低限必要なこと」だけを残す方針に切り替えました。以下、その判断の中身を順に説明します。

現状の数字と、改善の目標

お問い合わせページの現状は、フォーム開始(form_start)14件に対して送信完了(contact)2件、完了率は約14%にとどまっています。入力項目の多さと導線の未分化が主な離脱要因と考えられるため、フォームを4項目に絞り、CTAを2つに分離する改稿案をまとめました。目標完了率は30%です。

ページ冒頭に置く安心文言

訪問者が最初に目にする位置に、入力負担と不安を取り除く一文を明記します。何を書くかより、いつ・どのくらいの手間で終わるのかを先に伝えることを重視しています。

  • 30秒・4項目で送信できます
  • 営業電話はいたしません。ご希望の連絡方法のみ使用します
  • ご返信の目安は1営業日以内です
  • 個人情報の取扱いについてのリンクを冒頭に配置

CTAを2導線に分離する

検討段階の異なる訪問者を一つのフォームに集約しないことが、この改稿の要点です。ページ上部に2つのボタンを横並びで配置します。

1. デモを見たい(オンライン30分)

日程調整を前提とした導線です。入力は後述の4項目のみとし、送信後に日程候補をご案内します。

2. 資料・料金表をダウンロード

メールアドレスのみで即ダウンロードできる導線です。心理的ハードルを下げ、見込み客の入口として機能させます。

どちらを選んだ場合でも、ページ内リンクからもう一方の導線へ移動できるようにし、検討段階の変化に対応します。

フォーム入力項目は4つに削減

  • 医院名(必須)
  • 氏名(必須)
  • 連絡先(メールまたは電話のいずれか一方の入力で送信可)
  • 相談内容(自由記述・任意)

診療科、病床数、導入時期、現行システムといった当社の営業都合による設問はすべて削除します。これらは送信後の初回連絡時、またはデモ日程調整のメールでヒアリングする運用へ移行します。必須マークは最小限にとどめ、エラーはリアルタイムで表示。送信ボタンの文言は「この内容で送信する(30秒)」とし、所要時間を最後まで示し続けます。

送信後のサンクスページ

受付完了のメッセージに加えて、「次にすること」を明示します。デモ希望の方には日程候補への返信を、資料希望の方には資料URLをその場で案内します。あわせて料金表と導入事例へのリンクを配置し、送信後の離脱を回収します。

効果測定の設計

改善は数字で確認できて初めて意味を持ちます。最低限、次の3点を計測します。

  • form_start/submit/thanks到達をそれぞれイベント計測する
  • 改稿前後で各28日間を比較し、完了率30%の達成を判定する
  • デモ相談と資料ダウンロードでイベント名を分離し、導線ごとのCV数を個別に把握する

本案の取り扱い

本記事で紹介した設計は現時点で下書きの段階です。公開および実フォームの改修(項目削除、CTA分離、計測タグ設定)は、担当者の確認・承認を得たうえで実施します。実施後の数字は、あらためて本ブログで報告します。

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