診察後に溜まる主治医意見書・紹介状を、AI下書き→医師確認で仕上げる手順(サンプル付き)
午後の診察が終わり、静かになった診察室。机の端には、介護認定の主治医意見書の依頼が2通と、書きかけの紹介状(診療情報提供書)が残っています。「今日こそ片付けよう」と思いながら、時計はもう19時を回っています。
よくある悩み:書類が溜まる理由
- 診療後の夕方以降にまとめて書くことになり、時間を圧迫する
- カルテと同じ情報を何度も転記する
- 書類ごとに書式や記載項目が違う
入力:AIに渡す情報
- カルテの記載(主訴、現病歴、既往歴、処方)
- 検査結果の要点
- 紹介の目的や、意見書で確認したい項目
※氏名・生年月日など個人を特定できる情報は伏せるか、院内で承認済みの環境だけで扱ってください。
AIで下書きを作る
紹介状の指示文例
「以下の情報をもとに、紹介先の医師宛ての診療情報提供書を下書きしてください。項目は紹介目的・現病歴・既往歴・処方・検査所見の順。情報にないことは書かず【要確認】と記載してください。」
主治医意見書の指示文例
「以下の情報をもとに、主治医意見書の特記事項の下書きを、日常生活への影響が分かるよう簡潔に作成してください。推測は書かず、不明点は【要確認】としてください。」
出力の項目順を毎回指定すると、書式がそろいやすくなります。
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医師が確認して仕上げる
- カルテの事実と一致しているか
- 診断名と経過は正しいか
- 薬剤名・用量に誤りはないか
- 記載漏れはないか
- 推測で書かれた表現がないか
AIの出力はあくまで下書きです。最終的な判断と署名は、必ず医師が行います。
サンプル(すべて架空の患者・架空の内容です)
紹介状:下書き→医師修正後
下書き:「70代男性。高血圧で通院中。最近、労作時の息切れが増悪しています。精査をお願いします。」
修正後:「70代男性。高血圧で当院通院中。約1か月前より労作時の息切れを自覚。心電図で明らかな異常は認めませんでした。心機能の精査をお願いいたします。」
主治医意見書:所見欄の下書き
「80代女性。変形性膝関節症により歩行時に疼痛あり。屋内は伝い歩きで移動。【要確認:屋外での移動状況】」
運用のポイント
- 扱ってよい情報と使用環境を院内ルールとして定める
- 医師が確認・修正した記録を残す
- 導入時は対象書類を1種類に絞り、少しずつ広げる
まとめ
「AIは下書きまで、確定は医師」という線引きを守ることで、書類作成の流れを見直しやすくなります。株式会社ロボワークスでは、クリニック向けの無料オンラインセミナー「AI研修×専用AIツールでのハイブリット型 AI導入推進セミナー」を開催しています(10月19日(月)・10月26日(月) 20:00〜21:00、参加費無料)。
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