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主治医意見書AIで下書き|電子カルテから記載を整理

主治医意見書AIで下書き|電子カルテから記載を整理

AIニュース | 株式会社ロボワークス

外来の合間に、受付から「市役所から主治医意見書の依頼が3件届いています」と書類が回ってくる。診察後に過去のカルテを遡り、経過や処方の変化を拾い直す——介護保険の更新時期が重なると、この作業は夜の残業になりがちです。本記事では、主治医意見書の下書きをAIで整え、医師が確認・確定する運用を、受付・診察前・診察中・診察後の流れで整理します。

主治医意見書の作成で時間がかかる部分

主治医意見書には、診断名や発症時期、症状の安定性、経過及び治療内容、特別な医療、心身の状態、生活機能とサービスに関する意見、特記事項などを記載します。時間がかかるのは判断そのものより、電子カルテに散らばった記録を集める作業です。

  • 長期間の経過記録から主要な変化点を拾う
  • 処方の追加・中止の時期を確かめる
  • 検査値の推移や入院・転倒などの出来事を確認する

電子カルテAIで主治医意見書を下書きする手順

受付:依頼書が届いた時点

医療事務が依頼書を受け取ったら、患者ID・依頼日・次回予約日を一覧に登録します。次回来院の前に下書きがそろう状態をつくるのが目的です。

診察前:記録の整理と確認事項の抽出

AIが電子カルテの記録から、傷病名の候補、前回意見書以降の経過、処方歴、検査値の推移を時系列にまとめ、「経過及び治療内容」の下書きを作ります。あわせて、カルテだけでは判断できない項目(日常生活の自立度、認知機能の変化、家族の介護状況など)を「診察で確認すること」として列挙します。

診察中:本人・家族への確認

医師は確認リストをもとに、最近の転倒や食事・排泄の様子などを聞き取り、記録の不足を補います。

診察後:医師が確認・確定

下書きを医師が原文の記録と照らして修正し、自立度や特別な医療の要否などの判断項目は医師自身が記入します。AIは下書きと根拠の提示まで、確定は医師という線引きを崩さないことが重要です。

主治医意見書のAI活用で守るべき個人情報の扱い

  • 一般向けのAIサービスに患者情報を貼り付けない
  • 医療情報システムの安全管理ガイドラインに沿い、利用範囲・アクセス権・保管方法をクリニックのルールとして定める
  • 下書きに使った記録の範囲を残し、後から根拠を確認できるようにする

介護保険をめぐる動きと診療現場の主治医意見書

厚生労働省は10月8日、第269回社会保障審議会介護給付費分科会をWeb会議で開催すると案内しました。介護保険制度の議論が続くなか、要介護認定の基礎となる主治医意見書を、正確かつ無理のない体制で作り続けることはクリニックの継続的な課題です。

当社のMedicalClaudeは「AIはドラフトまで、確定は人間」を前提に、電子カルテ業務を含むプログラムを提供しています。詳しくはサービス一覧をご覧ください(費用は個別にお見積り)。実際の画面は、10/12・10/19・10/26(月)20:00〜21:00のオンライン(Zoom)無料セミナーで、SOAPの下書きなどの実演としてご覧いただけます(各回同一内容・アーカイブ配信なし)。

参考 (一次情報): 第269回社会保障審議会介護給付費分科会(Web会議)を開催します (厚生労働省, 2026-10-08)

よくある質問

Q. 主治医意見書の判断項目までAIに任せてよいですか?

任せません。日常生活自立度や特別な医療の要否などの判断項目は医師が記入します。AIの役割は、カルテ記録の整理と下書き、根拠の提示までに限定する運用をおすすめします。

Q. 前回の意見書から変わった点だけを拾えますか?

前回作成日以降の経過記録・処方変更・検査値を時系列でまとめれば、変化点を一覧で確認できます。最終的な取捨選択は、医師が原文の記録と照らして行います。

Q. 一般向けのAIチャットに患者情報を入れて下書きしてもよいですか?

避けるべきです。医療情報システムの安全管理ガイドラインに沿い、利用するシステム・アクセス権・記録の保管方法をクリニックのルールとして定めたうえで運用してください。

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